Aの閉包の閉包はAの閉包
開区間 に対する閉区間 ] のような概念を一般的に定めてみよう.
Remark 定義より、一般に である.
例 初めに述べたように、通常の距離を考えた距離空間 において ] となる.
閉包に関して次が言える.
すなわち、閉包はさらに閉包を取ってもそれより大きな集合にはならない.
証明
<> Remark からわりと明らか.
<> とし、 をとると、閉包の定義より なので をとる.
ここで ( は距離関数)とすると .
なぜなら、 の元 を勝手にとると、距離の公理より
となり、 が言えるからである.
また、 より閉包の定義から なので、開球の包含関係から .
このことが任意の で言えるので、 である. ▯